オーダーフレーム

オリジナルフレーム「琥珀」

オリジナルフレーム「琥珀」kohak

オーナーの体系やライディングの理想を追求し、磨きこまれた技術から紡ぎ出されるオリジナルフレーム。
それがフレームビルドの匠、前澤智彦の紡ぎ出す「Kohak' 琥珀」です。
そこに込められた思いは「悠久の時を超えて変わらぬ価値を放つ銘品」
この世に唯一、あなたにベストフィットしたオリジナルフレームだからこそ体感できる極上の乗り心地を味わってみませんか?
憧れから現実へ。
決して簡単ではないその壁を越えてみたくなったらご相談ください。
 

サンプルモデル

SAMPLE01 / Kohak’ 琥珀 Disc ROAD ブラック/オレンジ
ご依頼内容、使用用途
ロングライドを快適に走ることをコンセプトに。
日常のサイクリングから、ロングライドサイクリングまで幅広く使用できるように制作。
ここに注目!
フルラグ風の仕上げでラグ好きの方にもテーパーヘッド採用を実現。
ブレーキケーブル、Di2ケーブル等のワイヤリングを内装式に。
シンプルかつ現代的なシルエットに。
素材/サイズ/重量
素材 TANGE ULTIMATE
サイズ シート:530mm トップ:540 mm
フレーム重量 1720g
販売価格 フレーム:¥180,000~ フォーク:¥68,000
SAMPLE02 / Kohak’ 琥珀 GRAVER ROAD ブルーグレー/オレンジ
ご依頼内容、使用用途
最近話題のグラベルロード。
フレーム、フォークにダボ穴を多数装備、各種ボトルケージやラックの取り付けが可能。
グラベルサイクリングからバイクパッキングなどにも使用可能!
ここに注目!
安定性を向上させる低いハンガー下がり。
あえてシフトケーブルを外装式にしてメンテナンス性を向上。
エンドパーツの交換で各種DISCブレーキに対応可能。
素材/サイズ/重量
素材 KAISEI 8630R
サイズ シート:480 mm トップ:530 mm
フレーム重量 1930g
販売価格 フレーム:¥180,000~ フォーク:¥80,000

フレームビルダーより frame builder

素材の体温を感じ、
ライダーのこだわりに応える。
自転車乗りなら誰しもが一度はあこがれるオリジナルフレーム。
自分にベストフィットする、世界に一台の自転車。そんなあこがれを実現してくれるのが、フレームビルダーです。バイシクルわたなべのフレームビルダー前澤智彦が、フレームづくりのポイントをご紹介します。
テクニカルディレクター/フレームビルダー

前澤 智彦 Tomohiko Maezawa

パイプのカッティングが最重要

フレームをつくる上で最も重要なのは、パイプのカッティングです。ここでつまづいたら、どうにもなりません。パイプは丸みを帯びていますから、それにあわせて切断していきます。あっていないとズレの原因になりますし、パイプの切断面は非常に大きな意味を持っています。一番神経を使うところと言っても過言ではないですね。完成フレームを正面から見たときにフロントフォークと重なるように真っ直ぐにならないばかりか、いくら溶接がうまくいったとしても、強度に欠ける部分が出てきてしまいます。

素材の汗が見える。経験が物を言う溶接技術

カッティング後、パイプをつなぎ合わせていくわけですが、「溶接」は特に経験が物を言いうところですね。アルミやクロモリなどそれぞれの素材の特性を知っていることはもちろん、パイプの厚さはどれも同じではありませんから、同じ素材でも火の入れ方には微妙な加減が必要とされます。修業時代は、熱しすぎてよくパイプを焼き切ってしまったものです。すごく感覚的な表現になってしまいますが、経験を積むうちに、「素材の汗」が見えるようになってくるんですね。実際に素材が汗をかくわけではありませんが、色や熱の広がり具合で、素材の状態がわかってきます。焼き切らない程度に、素材が温まった状態をキープする。火の入れ具合をコントロールすることが技術、技と言えるところだと思います。
加えて溶接のポイントになるのが、冷えたときの収縮をどれだけ計算できるかです。どの素材も熱を加えれば膨張し、冷えれば収縮します。それを見越していないと、ズレが生じてしまいます。パイプの厚さや素材の特性でその見極めも変わってきますから、一筋縄ではいきません。火の入れ具合と同様に経験則がないと、なかなか難しいですね。

ここで少し素材についても触れたいと思います。自転車の乗り味は、素材に左右されるところも大きいですからね。私が好きなのは、タンゲの「プレステージ」。今はもうないのですが、乗ったときの“ねばり”が違います。とても強固であるにもかかわらず、しなりのような柔軟性を感じます。今オススメなのは、日本のカイセイと、イタリアのコロンバスというメーカーのパイプです。どちらも“ねばり”のある、いいパイプだと思います。

乗り心地を楽しんでもらえるフレームを

バイシクルわたなべではフレーム製作の依頼をいただいた後、フレームビルダーである私が直接ご要望をお聞きして製作に取り掛かります。日ごろから心掛けているのは、お客様のオーダー、理想の走りを意識しつつ、それをフレームに注ぎ込んでいくこと。体型にあっていることはもちろん、乗り味を楽しんでいただけるフレームづくりをしたいと思っています。あこがれの一台の実現に、私の知識と技術、経験を役立てていただきたいと思いますので、ぜひ理想のフレームのお話をお聞かせください。

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